| アメリカでは、日本のように病院へ行って外来として診察してもらうというシステムではなく、まずはホームドクターに見てもらって、それぞれの分野での専門ドクターに紹介してもらう、というのが一般的です。日本で言う主治医に相当するのがホームドクター(プライマリー・ケア・ドクター)です。病気にかかったらまずホームドクターの所へ行き診断を仰ぎます。必要に応じて専門医に紹介されます
適切なホームドクターを選ぶことは非常に大切ですが、なかなか難しいことでもあります。
ホームドクターの選択
(1) 医者の診療所がなるべく自宅の近くにあること。出来たら30分以内。
(2) その医者がどの病院と契約しているのか。設備の充実した病院に属していることが望ましい。
(3) 日本人の患者との経験があることが望ましい。また、日本語が通じればより望ましい。
(4) 自分の健康保険会社に登録されている医者を選ぶこと。
(5) 誰かの紹介の場合、経験談を詳しく聞くこと。
アメリカでは、特殊な検査、入院等の必要なときに病院を利用したり、病院の設備を利用して治療に当たります。日本のように病院で外来患者受け付けるということはありません。規模の大きな診療所では専門医がそろっている場合もあります。
診察の後に薬が必要であれば、医者にプレスクリプション(Prescription)と呼ばれる処方箋を渡されます。 患者は処方箋を薬剤師のいる院外の薬局へ持って行き、薬を購入します。その際に保険カードと身分証明書が必要になります。こういった院外薬局はファーマシー(Pharmacy)やドラッグ・ストア(Drugstore)などと呼ばれ、最近ではスーパーマーケットやウォールマートなどの量販店などにも入っていることが多くなっています。保険によってはクスリの代金もカバーしてくれるところがあるので、確認が必要です。また、薬の中には風邪薬、鎮痛剤や抗アレルギーの薬など、処方箋なしで購入できる
OTC (Over-the-Counter) ドラッグと呼ばれるものもあります。
また、緊急の場合は近くの病院の急患室(Emergency Room)に直接行くか、または救急車(Ambulance)を呼んで下さい。 救急車の場合ダイアル911に電話をかけ、名前、住所、症状 そしてかかりつけの医者の名前などを正確に伝えることが大事です。ただし、緊急処置の場合は料金も非常に高額なのが一般的ですので、ご留意ください。
アメリカは日本のように国営の健康保険制度が整っておらず、国の医療保険を利用できるのは高齢者、障害者、貧困層などの限られた人たちだけです。あとの大多数のアメリカ住民は自分で民営の医療保険に加入して毎月高額な掛け金を支払うか、保険なしで病気になったときに驚くほど高額な医療費を支払うかのどちらかしかありません。アメリカでの医療保険については、本ページ下方の「医療保険について」セクションをご参照ください。 |